【新製品】三井電子の最新CPUモジュール「MX93SOM」が登場!ポストコロナ時代の救世主か?
- 営業A
- 6月10日
- 読了時間: 2分
こんにちは!今回は、三井電子が手がける最新のCPUモジュール、その名も「IMX93SOM」をご紹介します。

このIMX93SOMは、これまで量産出荷を行ってきたIMX8MSOM(IMX8Mminiベース)の後継となる最新版です。
搭載されているCPUは、NXP製のIMXシリーズ最新版「IMX93」です。このIMX93は、NXPにとってTSMCで製造される初めての製品ラインナップでもあり、今後NXPはTSMCがメインになっていくため、この93SOMの成功は大変大きな意味を持つと位置づけられています。
三井電子では、このMX93SOMをコストパフォーマンスモデルとして大変優れていると評価し、開発を進めています。
さて、コストパフォーマンスという言葉にピンと来た方もいらっしゃるかもしれません。ご存じの通り、コロナ禍明け以降、半導体の価格は軒並み大幅に上昇しました。これまで三井電子の主力製品でもあったIMX6シリーズも、平均的に4割から5割、高いものでは2倍ほどに高騰しています。かつて「コストパフォーマンスが良い」と言われたものも、今や「高い」と言われるようになっているのが現状です。
そんな状況の中で、このMX93SOMは、これまでのIMXシリーズと比較してコストパフォーマンスがかなり良くなっているのです。さらに驚くべきことに、性能は前のシリーズよりもむしろプラスになっているにも関わらず、コストパフォーマンスが向上しているという、まさに待望の製品と言えます。この点でお客様からはかなり喜んで反応をいただいています。
また、このMX93SOMを評価・開発するために、専用のキャリーボード(マザーボード)も開発しました。このキャリーボードの上にCPUモジュールを乗せることで、電源が入り、OS(LINUX)を動かし、その上でアプリケーション開発を行うことができます。基本的には開発用のキャリーボードとして想定されています。この2つを組み合わせることで、アームのCPUライクなシステムを構築できるイメージです。

三井電子では、このMX93SOMを今後3年間、私たちの主力製品として、様々なお客様に専用のキャリーボードと組み合わせて提供していく考えです。
半導体不足や価格高騰に悩まされている方にとって、このMX93SOMは有力な選択肢となるでしょう。ぜひご検討ください!
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