Linuxはなぜ無料なのに有料版がある?UbuntuとLTSのしくみを解説してみました
- 営業A
- 5月18日
- 読了時間: 4分

■ Linuxって無料なのにお金がかかるの?
Linuxって「無料で安全」ってイメージありますよね。でも実は、ちゃんと“お金の話”もあるんです。
今日は少し変わったお話として、OSの話をしたいと思います。
皆さんは「Linux(リナックス)」って聞いたことありますか?
一昔前であれば、組み込み系の開発者なら誰でも知っている一方で、一般的な認知度はそこまで高くなかったと思います。ですが最近では、Windows10からWindows11への移行をきっかけに「いっそLinuxに変えてみようか」という話が出ることも増えてきました。
また、Linuxの一部ディストリビューション(種類)では、Windowsのように使いやすい見た目にする流れもありましたし、最近ではゲーム用途として「Steam OS」が登場したこともあり、知っている方もかなり増えた印象です。
■ UbuntuってどんなOS?
今日はそのLinuxの中でも「Ubuntu(ウブントゥ)」についてお話しします。
まず読み方ですが、ネイティブの発音に近づけようとするといくつかあり、「ウブンツー」「ウブントゥ」「ウブンチュ」などと呼ばれることが多いです。地域によって少し違う呼ばれ方をするのも面白いところです。
Linuxというと、真っ黒な画面に文字だけが表示される「CUI」をイメージする方も多いと思いますが、UbuntuはWindowsのように画面で操作できる「GUI」が標準です(もちろんCUIも使えます)。そのため、比較的一般ユーザーにも扱いやすいLinuxというイメージがあります。
■ Linuxが「安全」と言われる理由
Linuxといえば「セキュリティが強い」という印象があるかと思います。
その理由の一つが、管理者権限(root)と一般ユーザーの権限がしっかり分けられていることです。
普段の操作は制限された権限で行い、重要な変更だけ管理者が行う仕組みになっているため、誤操作やマルウェアによる被害を最小限に抑えることができます。
さらに、世界中のユーザーやエンジニアが日々バグ報告や改善を行っているので、結果としてセキュリティが高いOSと言われています。
■ 実はデメリットもある
ただし、これがデメリットになる場合もあります。
多くの開発者が関わっている分、アップデートの頻度が高く、半年〜1年単位で新しいバージョンが登場します。この時、ライブラリや仕様が変わるため、動作が変わってしまうこともあります。
昔の組み込み分野では、こうした変化を避けるために「バージョン固定」「基本アップデートしない」という運用が一般的でした。
■ そこで登場した「LTS」という考え方
しかし2000年代以降、LinuxはWebサーバやデータベース、金融システム、クラウドなど、企業の基幹システムで使われるようになります。
そこで求められたのが「変わらない安定性」です。
その流れの中で登場したのが、LTS(Long Term Support)=長期サポート版という考え方です。
これは「長期間、同じ環境を安心して使えるようにする仕組み」で、Ubuntuでは5年間のサポートが提供されています。また、LTSは2年ごとにリリースされ、サーバや業務用途ではこのLTS版がよく使われています。
■ 無料なのに有料版がある理由
それでも昔から、一部のLinuxには有料のディストリビューションがありました。
なぜ無料のOSなのにお金がかかるのかというと、理由はシンプルで「商用サポート」があるからです。
企業が本当に欲しいのは、「困ったときに責任を持って対応してくれる仕組み」です。
例えば:
障害が起きたときのサポート
セキュリティ対応の保証
迅速なアップデート提供
などです。
社内に技術者がいても、OSレベルまで完全にカバーするのは難しいため、この「サポート」が重要になります。
■ UbuntuとCanonicalの関係
そしてUbuntuには、その仕組みもしっかり用意されています。
Ubuntuを開発しているのは「Canonical(カノニカル)」という企業で、この会社が有償の商用サポート(Ubuntu Proなど)を提供しています。
通常、このようなサポートは企業単位で契約するため高額になりがちですが、弊社のプレミアムチャネルパートナーであるアドバンテック社では、すでに契約されているため、比較的導入しやすい形でご提供可能です。
■ まとめ(気になる方はぜひ)
少し長くなりましたが、
Ubuntuを使ってみたい
サポートが気になる
自社で契約するのはハードルが高い
といった方は、ぜひ一度弊社までお問い合わせください!




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